どんな取り組みか
本記事では、Salesforce開発におけるLWC(Lightning Web Components)およびApexコードのベストプラクティスを徹底するための方法として、Salesforceが公式に提供するAIスキルパッケージ「sf-skills」の導入手順と使い方について解説します。AIが生成するコードにSalesforce特有の作法(ガバナ制限、共有モデル、テストカバレッジなど)を反映させることで、開発効率とコード品質の向上を目指します。
使われた技術スタック
本記事で紹介されている技術スタックは以下の通りです。
- Salesforce
- LWC (Lightning Web Components)
- Apex
- sf-skills (Salesforce公式AIスキルパッケージ)
- Claude Code (AIコーディングアシスタント)
- Node.js
- Salesforce CLI
実装のポイント
sf-skillsの導入と活用における主なポイントは以下の通りです。
- sf-skillsの概要: sf-skillsは、Salesforce開発に特化したAIスキルパッケージであり、「SalesforceのことをよくわかっているAI家庭教師」をClaude Codeに追加するようなものです。これにより、汎用AIでは見落としがちなSalesforceの制約やルールを考慮したコード生成が可能になります。現在、60以上のスキルが収録されており、代表的なものとして
generating-apex、generating-apex-test(テストカバレッジ75%以上を担保)、generating-lwc-components、debugging-apex-logs、generating-flowなどがあります。これらのスキルは、Claude Code、Cursor、Codex、OpenCodeなど多くのAIツールに対応しています。 - インストール手順: sf-skillsのインストールは非常に簡単で、Salesforceプロジェクトのディレクトリで
npx skills add forcedotcom/sf-skillsという1コマンドで完了します。実行後、インストールするスキルを選択し、スペースキーで選択、Enterで確定します。初心者にはgenerating-apex、generating-apex-test、generating-lwc-components、debugging-apex-logsの4つから始めることが推奨されています。インストール時には、「スコープ」(ProjectまたはGlobal)と「インストール方法」(SymlinkまたはCopy to all agents)を選択できます。インストールが完了すると、プロジェクトフォルダ内にskills-lock.jsonが作成され、導入されているスキルを確認できます。 - 実際の使い方: インストール後、プロジェクトディレクトリでClaude Codeを起動し、自然言語で指示を与えるだけで、LWCとApexコントローラを一括生成できます。例えば、「Account作成フォームをLWCで作って。AccountName(必須)とPhone(9桁以上のバリデーションあり)を入力できるようにして、保存ボタンでApexコントローラ経由でInsertする仕組みにしてほしい。エラーハンドリングとトースト通知もつけて。」といった指示に対し、Claude Codeは関連スキルを自動起動し、HTML、JavaScript、CSS、メタデータファイル(LWC)、Apexクラス、Apexメタデータファイルを生成します。生成されたコードは、Salesforce Code Analyzerを自動で通過し、テストも実行されます。問題があればClaude Codeが修正まで対応します。
- 注意点:
- sf-skillsはnpmパッケージとは別物であり、
npx skills addコマンドを使用しますが、sf-skills自体はnpmパッケージとして配布されていません。 - 自動生成されたコードは、本番デプロイ前に必ず目視確認が必要です。特に、項目のAPI名、カスタムオブジェクト・項目の存在、共有モデル(
with sharingなど)のビジネスルール上の正しさを確認することが重要です。 - sf-skillsを利用するには、Claude Code、Node.js、Salesforce CLIの環境構築が必要です。
- スキルを入れすぎると、コンテキストウィンドウの消費によるパフォーマンス低下や、意図しない挙動、スキルの競合といった問題が発生する可能性があります。そのため、実際に使うものだけをインストールし、プロジェクト単位でのインストールが推奨されます。
- sf-skillsはnpmパッケージとは別物であり、
得られた成果や学び
sf-skillsを導入することで、AIがSalesforceのベストプラクティスに沿ったコードを生成してくれるため、開発者はコードの品質に関する不安を軽減し、より信頼してAIを活用できるようになります。これにより、開発プロセス全体の一連の作業(コード生成、チェック、修正)をAIが自動化し、開発効率の大幅な向上が期待できます。本記事は、Salesforce開発にAIを導入する際の不安を解消し、ベストプラクティスを遵守しながらAIを効果的に活用するための実践的なガイドとなっています。
まとめ
sf-skillsは、Salesforce公式のAIスキルパッケージであり、npx skills add forcedotcom/sf-skillsの1コマンドで簡単にインストールできます。インストール後は、Claude Codeに自然言語で指示するだけで、LWC、Apexコントローラ、テストクラスを一括生成でき、生成されたコードはSalesforce Code Analyzerを自動通過し、テストカバレッジ75%以上を担保する設計になっています。本番デプロイ前には必ず目視レビューとSandboxテストを行うことが重要ですが、sf-skillsを活用することで、ベストプラクティスを守りながらAIをより信頼して使いやすくなります。
出典: https://qiita.com/ubakichi_sr_mc_ai_06/items/1d687455b5088774e103
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この記事に関連する技術領域の認定資格
Salesforce 関連資格
- Salesforce Certified Administrator
- Salesforce Certified Platform Developer I
- Salesforce Certified Platform Developer II
- Salesforce Certified Application Architect
- Salesforce Certified System Architect
- Salesforce Certified Technical Architect
※ 認定資格は技術スキルの体系的な学習に役立ちます。試験の出題範囲や受験要件は変更される場合があるため、受験前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
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