PR

AgentforceにFlowをツールとして追加するステップバイステップガイド

AgentforceにFlowをツールとして追加するステップバイステップガイド Salesforce
AgentforceにFlowをツールとして追加するステップバイステップガイド

どんな取り組みか

この記事では、SalesforceのAgentforceにおいて、既存の自動起動フローをツールとして登録する具体的な手順を解説します。Agentforceにフローを認識させ、AIエージェントがツールとして利用できるようにするための設定方法に焦点を当てています。

使われた技術スタック

本記事で取り上げられている主な技術は以下の通りです。

  • Agentforce
  • Salesforce Flow (自動起動フロー)
  • Salesforce

実装のポイント

AgentforceにFlowをツールとして追加する際の重要なポイントは以下の通りです。

1. フローのタイプ: AgentforceのFlowツールとして登録できるのは、「自動起動フロー(トリガーなし)」タイプのみです。画面フローやレコードトリガーフローは対象外となります。新規作成時はフロービルダーで「自動起動フロー」を選択し、既存フローの場合は種別を確認することが推奨されます。

2. フローの入出力変数名と説明文: AgentforceのAI(Atlas Reasoning Engine)は、これらの変数名と説明に基づいて実行すべきツールを判断します。変数名は英語で、説明は具体的に記述することが、ツールの動作精度向上に直結します。フロービルダーで変数の「説明」欄を埋めておくと、ツール設定画面の「手順」フィールドにデフォルト値として反映されるため、手間が省けます。

3. Agentforceでのツール登録手順: 主に2つの方法があります。

  • 方法A:Agentforce Builderから直接作成する(推奨)
    「設定」のクイック検索で「Agentforce Agents」を検索し、対象エージェントを開きます。「Builderで開く」をクリックし、対象のサブエージェントを選択後、「このサブエージェントのツール」タブを開き、「新規」→「新しいツールを作成」から「参照ツールの種別」で「フロー」を選択し、対象フローを選択します。
  • 方法B:アセットライブラリから登録する
    「設定」→「Einstein」→「Einstein 生成AI」→「Agentforce Studio」を開き、「アセットライブラリ」→「ツール」タブを選択します。「新規エージェントツール」をクリックし、以降は方法Aと同様の手順で設定します。

4. ツール設定のポイント:

  • ツール手順(Agent Action Instructions): エージェントがツールをいつ使うかを理解するための説明文です。目的を明確に記述します。
  • 入力変数の設定: 各入力変数に対して、「手順」(エージェントが渡すべき値の説明、日本語可)と「入力が必要」(チェックを入れると値がない状態で実行されなくなる)を設定します。「入力が必要」は、必須データなしでのフロー実行によるエラーを防ぐために重要です。
  • 出力変数の設定: 「手順」(変数の内容が何を表すかの説明)と「会話に表示」(チェックを入れるとユーザーとの会話に表示される)を設定します。顧客に見せたくない内部処理用の変数には、「会話に表示」のチェックを外します。
  • 読み込み中テキスト: 「このツールの読み込みテキストを表示」にチェックを入れると、フロー実行中にカスタムメッセージ(例:「ご予約情報を確認しています…」)を表示でき、ユーザー体験が向上します。

5. つまずきポイント・注意事項:

  • フローが選択肢に出てこない場合: フローの種別が「自動起動フロー(トリガーなし)」でないか、フローが有効化(アクティブ)されていない可能性があります。
  • AIが意図したツールを呼ばない場合: サブエージェントの「指示」に記載するツール名は、API名(スペースをアンダースコアに置き換えた形式)で記述すると認識されやすいです。
  • 出力が会話に表示されない場合: 出力変数の「会話に表示」チェックが外れていることが原因のほとんどです。
  • 処理が中断する場合: フローの処理時間が長すぎる可能性があります。ループ処理などを行う場合は、リミットを設定するか、フローを分割するなどの調整が必要です。

設定完了後は、Agentforce Builderのプレビューで動作確認を行うことが推奨されます。

得られた成果や学び

AgentforceのFlowツール連携は、一度仕組みを理解すると比較的シンプルであることがわかります。既存のフロー資産をAIエージェントに活用できる点は、Salesforce環境の強みと言えます。特に、ツール設定における「入力が必要」や「会話に表示」のチェックボックス、サブエージェントの「指示」におけるAPI名形式でのツール名記述、そして読み込み中テキストの設定が、エージェントの精度とユーザー体験向上に大きく寄与します。

まとめ

AgentforceにFlowをツールとして追加するには、自動起動フロー(トリガーなし)タイプを選択し、入出力変数の設定を丁寧に行うことが重要です。ツール設定画面での「入力が必要」や「会話に表示」のチェック、サブエージェントの指示におけるAPI名形式でのツール名記述、そして読み込み中テキストの設定が、エージェントのルーティング精度とユーザー体験の向上に直結します。これらのポイントを押さえることで、既存のフロー資産を効果的にAIエージェントに活用することが可能になります。

出典: https://zenn.dev/pacific_creator/articles/a1ab6a29f0a2cd

Related Certifications

この記事に関連する技術領域の認定資格

Salesforce 関連資格

  • Salesforce Certified Administrator
  • Salesforce Certified Platform Developer I
  • Salesforce Certified Platform Developer II
  • Salesforce Certified Application Architect
  • Salesforce Certified System Architect
  • Salesforce Certified Technical Architect

※ 認定資格は技術スキルの体系的な学習に役立ちます。試験の出題範囲や受験要件は変更される場合があるため、受験前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

PR / Recommended

生成AIを体系的に学べるスクール

生成AIやプロンプトエンジニアリングを実務で活かしたいエンジニア・ビジネスパーソンには、専門スクールでの体系的な学習が効率的です。DMM 生成AI CAMPは月額定額で学び放題、無料セミナーも開催中です。

DMM 生成AI CAMPの詳細

SF Tech & Win

Salesforce × AWS × AI 連携の実装ノウハウ

SIer・スタートアップ・中小企業のDX推進に役立つアーキテクチャ事例・実装パターン・最新アップデート情報を毎朝配信。

コメント

タイトルとURLをコピーしました